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ダレル・ハラダ

スピリットガイドとは何か? パート2






スピリットガイドの起源 経験に基づく観点


現代におけるスピリットガイドの概念は、アメリカ先住民の信仰や習わしに影響を受けていると考えています。

アメリカ先住民は、スピリットガイドが動物や神のような存在、また自然からのサインといった様々な形態であると信じています。

知り合いに、何度か菩薩様と対話したことのある中国生まれの気功師がいます。

多くのニューエイジ施術者は、彼女がスピリットガイドであると信じる中、彼は違うと考えているようです。

混乱を招いている要因として、19世紀のイギリスで起きた心霊主義運動について書かれた霊媒能力や降霊術の書物の影響を受け、1960年代のアメリカでは様々な遭遇体験をひとまとめに「スピリットガイド」にしたということがあります。

やがて全てのスピリチュアルな存在が普遍化され、誰もが、菩薩やカトリックの聖人、聖母マリア、イエス、多くのヒンズー教の神々、仏陀やその他の世界中の伝統的なスピリチュアルな存在を呼び、対話することが可能になりました。

伝統を重んじる者の多くは、この無神経な方法に憤りを感じていますが、そうでない者たちは何がいけないのか全く理解していない状況です。



聖母マリアとイエス・キリストの可能性もある


ある透視能力のあるマッサージ師が施術中に聖母マリアとイエス・キリストの幻を見て、クライアントに何か感じているかを尋ねました。

彼女はアメリカ先住民のシャーマンと日本人女性が見えていると答えました。マッサージ師は混乱しましたが、聖母マリアは彼に対して、そのクライアントが彼女の存在や癒しを感じ取っているのであれば、どんな姿に見えていようと構わないと言ったそうです。

このような対話は、全て有効な情報であり、受け入れることが正しいと認識させてしまいがちですが、それが危険である場合もあります。



原因ではなく影響を観察する


私は、個々の対話の有効性について議論するのではなく、それぞれの質や影響について観察することが重要と考えます。

その情報が効果的であり、かつ愛情や思いやり、寛容さ、賢さ、理解、そして慈愛や癒し、全体性や穏やかさを育むものである場合、それは聖なる存在がもたらしたものと言えるでしょう。

もし、その対話がプライドに影響を与え、自尊心や自己顕示欲を満たしたり、判断力に影響を及ぼしたり、虚勢、卑劣さを引き起こしたり、絶対的権力を感じたり、自身や他者の権力や地位などを強化したいと感じる場合は、その源となる存在が低レベルの悪魔のような存在である可能性があるため、注意が必要です。

例えそれがプラスの感情であっても間違っている可能性があります。

出来すぎた話だと感じた場合は、再確認しましょう。

何かが違うと感じた場合、例えそれが良い気分にさせてくれることであっても、どの部分にひっかかっているのかを考えましょう。

何か欠けているものはないですか?

何が違うと感じますか?思いやりを感じていますか?

それとも、同情でしょうか?

英知、それとも支配ですか?自分は重要で特別な存在だと感じますか?

これら感情は、一見スピリットガイドからの助言と勘違いしがちですが、悪い影響によって発生する苦しみへの第一歩となり得るのです。



つづく

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