彼女は悲しんでいました。落ち込んでいるわけでなく、ただ悲しんでいました。いつも悲しくて仕方がないわけではありませんでした。自分の人生の中で起こった期待はずれな出来事を想像してください。恋の終わりや、失業、友人や愛する人の死などです。
彼女がオアフ島のマジック・アイランド・ビーチ・パークを歩きながら、彼女は自分の人生について考えていました。そして、自分の悲しみを思い出していました。すると、見知らぬ人が、彼女に近づいてきて、彼女の問題を取り除くためのマジカル・キャンドルと、ハーブを200ドル(2万円程度)で売ってくれると言いました。彼女は、そのオファーを受けることとし、電話番号を交換しました。
そして、キャンドルに火をともし、ハーブを燃やしながら、その「見知らぬ人」が彼女に教えた言葉を唱えました。しかし、このキャンドルとハーブ儀式はまったく効きませんでした。
その「見知らぬ人」は、想像以上に彼女の問題が大きかったからだと言い、更に高額な値段のもっと強力な解決策を勧めてきました。彼女は、もう少しでその公園で出会った「見知らぬ」女性に何十万円ものお金を渡すところでした。しかし、彼女の心の中の何かが、他の方法を見つけるようにと言いました。それが、私と彼女の出会いです。
私には、彼女がその公園で出会った「見知らぬ人」にも何らかの力があったことが分かりました。しかし、問題を消し去ることができる力ではありませんでした。 その「見知らぬ人」には、他人が問題を抱えていることが分かる力があり、それを利用して問題を抱えている人からお金を巻き上げていたのです。私は彼女に、その「見知らぬ人」にこれ以上お金を渡してはいけないし、直ぐに「見知らぬ人」との関係を絶つように言いました。そして私は、彼女のエネルギーを浄化し、彼女に再びポノ(正しく)なる方法を伝えました。
本当にスピリチュアルな人は、見ず知らずの他人に近づいていくことはありません。私たちは、本人の承諾なく、他人の私生活をのぞいたりしません。仮にスピリットの世界にそのように促されたとしても、非礼なことは決してしません。私たちがもし誰かが困っていると感じた場合は、誰もがそうするように、もちろん状況をわきまえた上で、どうしたのか尋ねることはあるでしょう。
あなたが頼んでいないにも関わらず、解決策を提案してくる「才能ある人たち」には用心してください。 [if !supportLineBreakNewLine] [endif]