私は、偉大なカフナ(kahuna)の埋葬地を探していました。彼から、彼を見つけにくるように招待されたからです。そのカフナの埋葬地は、低俗な人間や尊敬の念のない者たちに彼が眠る場所を荒らされることがないよう、秘密にされていました。
探し始めて暫くすると、突然強い雨が降り出しました。その時私は友人らと一緒にいたのですが、みんなで慌てて近くにあった小屋へ走り、雨宿りをすることになりました。その時の私は既に、そのカフナの埋葬地を見つけることは不可能なのではないかと思い始めていました。私は、再び小屋の外に出て、雨の中で天国に向かって目を閉じ、彼に話しかけてみることにしました。そしてまた、友人らが雨宿りをしている小屋に戻りました。友人らは、私を不思議そうに見つめています。そして友人の一人が私にこう言いました。
「いったいどうしたんだ?今、自分に何が起こったかわからないのか?」
「何の話だい?」と私が尋ねると、
「今お前が立ってたところだけ、雨が降ってなかったことにお前は、ぜんぜん気が付かなかったのか?」と言われました。
私は、確かに雨が小雨になったような気はしていましたが、友人らは口をそろえて、私が立っていた場所以外はものすごい土砂降りだったのに、私が立っていたところだけ雨が降っていなかったと言うのです。私は再び神の祝福を受けることができて、とても光栄に思いました。