
私達は自分の姿を、静かな湖面に映る空を、穏やかな海面に映る月を、濡れた舗道に映る街灯を、見ることができます。
ほとんどの人は経験していますが、そこに神が映っていることを知りません。
子供の頃に、澄んだ青空や、星の輝く夜や、たゆたう波や、擦れ合う木の葉を眺めている時に、ふと夢想に耽って、非の打ちどころのない安らぎを感じたことがある人は、たくさんいます。
その安らぎは、神の一部です。
天の恩寵を受けている状態です。魂の源を思い出しているのです。
これもひとつの内省の形であり、神がすべての創造物に映っていることを経験するのです。
(つづく)