ハワイ時間3月10日のことでした。
朝目が覚めたときから、私は、具合がよくありませんでした。
病気というより、気分が優れない感覚です。
頭の中に霧がかかったように、一日中何にも集中することが出来ませんでした。
そんなことはめったになく、またそれが何なのかも分かりませんでした。
数日前に、カリフォルニアに住んでいる娘の家から戻ったばかりだったので、てっきり娘の風邪がうつったのかと思いました。
そして暫くして妻から、その日が日本では7年前に東日本大震災の記念日である3月11日だと教えられました。
私は、以前アメリカ人の整骨療法医師について読んだことを思い出しました。
その医師は、ある朝、眠りから覚めると、体調が悪いことに気づきました。
彼もまた、不調原因が分からないために主治医に会いにきました。検査後に、主治医がカルテをめくりながら、
「これはとても興味深い。」と言いました。それに対して男性は、
「何が興味深いのですか?」とたずねると、
「今日は、あなたが心臓発作を起こした日と同じ日ですよ。」
「本当ですか?」とその男性は答えました。
結局彼には何の異常も見つからず、主治医曰く、具合が悪く感じた理由は、恐らくその日が彼の心臓発作を起こした日だったからなのではないかと言いました。
私が、体調が優れないと感じた理由は、あの地震と津波の起こった日だったからだと気がつきいました。
念のためにお伝えしますが、私は具合が悪かったのではなく、気分が優れなかっただけです。
それでも、ある出来事の後遺症が、何年経っても私の筋肉の記憶の一部として残っているのは驚くべきことだと思いました。
これについては、以前もどこかで書いたかと思います。
そもそも今年は、既に3月11日も過ぎていますし、3.11について何も書くつもりはありませんでした。
しかし、今日私のスピリットガイドが、「なにか、書いて」とせがんできたのです。
ですので、もしかしたら私以外にも、3.11の限らず人生において、特にトラウマとなった出来事が原因で起こる長期的な衝撃に気づいていない人がいるかもしれません。
もしあなたが他のネガティブな課題を抱えている場合にはこれは当てはまりませんが、もしもあなたがこの「記念日の時差ボケ」ともいえる体験をされているとしたら、これが過去数日間に渡る原因不明のネガティブな感情の理由であり、この記事にがあなたに安心感を与えられることを願います。