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ダレル・ハラダ

(続)生命の樹への帰還(2-1)


生命の樹について私達が知っていることは、すべて知恵の樹との比較から来ています。

智恵の樹は欲望を想起させます。

欲望は不満から生まれます。

イブを人としてではなく、女性性として見れば、彼女は受け身的な性質を表しています。

ですから、彼女が智恵の実を受け取ったのは自然なことです。アダムも智恵の実を食べたのに、イブを非難するのが一般的ですが、ふたりとも、どんな不満を抱いていたために、生命の樹から遠ざかってしまったのでしょうか。

神は天地をお創りになり、その結果を眺めて、「よい」と讃えました。

人間の見解は違っていますが、人間の見解は生命の智恵ではなく、善悪の知識に基づいているので、ちゃんとした情報によるものとは言えません。

自然は適者生存だとチャールズ・ダーウィンは言いましたが、これは部分的な見方にすぎません。自然は実際には、すべての部分が調和して成り立っているからです。

もちろん、絶滅しても全体のバランスを大きく崩さない種もあるでしょう。

多くの種が絶滅すると長期間にわたって影響が残ることは、氷河期を調べればわかります。

大地と生物は、つねに甦っているようです。

だからといって、人類もそうなるとは言えません。

恐竜のように絶滅してしまうかもしれないのです。

(続く)

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