(前回の続き)
もし、悲しくなったり腹を立てる理由が浮上した時は、少しの間その感情に浸ってみてください。
もし、あなたが自分の本来の状態が幸せであることだと思い出せれば、あなたは自然と幸せに戻れるでしょう。
怒りについてもう少し書かせて下さい。
怒りは他者を傷つける前に、あなたを傷つけます。
怒りはあなたを緊張させ、呼吸を抑制し血圧を上げます。
私の知人に、妹にかっとなって発作を起こした人がいます。
こういったことは、あなたも耳にしたことがあるかもしれませんが、実はある仏教僧らは、自ら血を頭に上らせて血管を破ることで自分を死に追いやることができます。
仏教僧は、このように死ぬためにたくさんの自制を学びますが、かっとなるのは、それと同じことをしているのです。
気功の18代最高師範である私の友人が、怒っている時はお酒を飲んではいけないと話していました。
彼曰く、アルコールは肝臓を壊しますが、怒っている時はアルコールよりも肝臓を悪くするので、お酒は気分の良い時に飲むべきだそうです。
しかし、いい気分の時は、お酒を飲みたくならないかもしれませんね!
その友人は、多くの人々のからだの「氣」のバランスを整えることで彼らを治癒してきました。
本来の気の自然な流れは、足に向かって流れます。
しかし、現代の教育や仕事は主に頭を使うために、私たちの気は頭に向かって流れてしまっているそうです。気功の練習の一番初めには、彼は必ず私たちにリラックスして、身体を開き笑顔になり、心と気持ち、そして気を開くように言います。
彼のような偉大なヒーラーですら、健康のための基本の行動の一つは、笑顔になることだと言っています。
(つづく)