(前回の続き)
これは、運動のようなものです。
久しぶりに運動をしてみると、最初のうちはとても苦痛で困難です。
しかし、継続することで簡単に感じるようになり、楽しめるようにもなります。
これこそが、仏教が「修行」である理由です。
人生を通して行う修行です。
なぜ、ハワイのカフ(ハワイ宗教の司祭)である私がキリスト教や仏教について語るのか?それは、もちろんキリスト教や仏教のほうが、皆さんにとって共感できるということもありますが、実はいずれの宗教もアロハと同じ基礎を共有しているからです。
アロハとは、向かい合うという意味の「アロ」、そして生命の息吹、または聖霊を意味する「ハ」で成り立っています。
どんな時でも生命の息吹に気が付くことは可能です。
単なる空気ではなく、スピリットは、常にあなたの周りとあなたの中に存在しています。
生命の息吹が、あなたの中に喜ばしさと温か味を呼び覚ますと、あなたは人生をより軽快に、より強く、そして楽に生きることができるでしょう。
単にそう自信が持てるのではなく、有意義に幸せに生きられるのです。
(終わり)