新しい年を迎えると、私たちは毎回その一年が良い一年になるように願います。
新年をお祝いしますが、実はそこには通常、多少の恐れが存在しています。
もし恐れがなければ、何かを願ったり祈ったりする必要はありません。
それが、感謝の祈りの場合は別ですが…。
もちろん、何かについて今よりもっと良くしたいと願うこともできますが、実は心のどこかで、今ある良い状態がいつ終わってしまうかわからないという恐れを抱いているのではないでしょうか。
願いと恐れに効く最良の改善策は、喜びに満ちることです。
本当にスピリチュアルな人間は、常に喜びに満ちています。
「ストレスだらけの人生を過ごし、世の中では悪いことや恐ろしいことが起こっているのに、どうして喜びに満ちることができるのですか?」と、聞こえてきそうですが、その答えはこうです。
それは、スピリチュアルな道の挑戦です。
普遍の喜びは、私たちの生物学的生存本能に反します。
生物学的生存本能は、常に危険への警戒態勢にあります。
私たちの生態の恐怖や不安に対する薬は、私たちの知性です。
知性は、より衝撃的な防衛方法や脅威の破壊手段を講じることによって恐怖や不安に対処することもできます。
しかし、実際はそれがうまくいくどころか、むしろ状況は悪くなっています。
人間が強力な抗生物質を作るほど、細菌もより強くなっていきます。
人間の命を脅かす動物や植物、昆虫が失われた世界を想像してみてください。
自然界の均衡は失われ、その長期的結果は、予測すらできません。
(続く) [if !supportLineBreakNewLine] [endif]