プウ・オ・マフカ・ヘイアウは、2エーカー弱の広さのオアフ島最大のヘイアウです。
プウ・オ・マフカとは、「逃れの地」を意味します。
このヘイアウは、先住民が海外からの異文化に触れる以前、ワイメア渓谷がオアフ島の中心地であった当初に社会的、政治的、そして宗教的システムにおいて大変重要な役割を果たしていました。
プウ・オ・マフカ・ヘイアウは、17世紀に造られたと言われています。
通常このように大きなヘイアウは、長となる支配者とそれに使える司祭(カフナ)らの指示によって庶民が力を合わせて造り上げていました。
また新しい支配者が現れた際には、ヘイアウの敷地の拡大したり改築を行っていました。
政情不安があった1770年代、当時の支配者、カハハナ(Kahahana)に仕えていたカフナ、カオプルプル(Ka'opulupulu)が、このヘイアウを監督するように指示を受け、その頃からこのヘイアウでは、戦いに勝利するために生贄を捧げるための寺院として使われるようになりました。
1795年にカメハメハ一世がオアフ島を支配するようになった時、彼に仕える最高位のカフナであったヘワヘワ(Hewahewa)が、このヘイアウで宗教的儀式を行うようになり、1819年に古代宗教が廃止されるまで使用されていました。
このヘイアウは、様々な伝説や言い伝えが残るとても神秘的なヘイアウですので、一度はぜひ訪れていただきたいスピリチュアル・スポットの一つです。
名称:Puu O Mahuka Heiau State Monument 住所:Haleiwa, HI