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ダレル・ハラダ

人混みで自分を守るテクニック その3-センタリング


無限の宇宙には、究極の中心や地面は存在しません。 中心や地面は相対的です。 どういう意味かというと、センタリングやグラウンディングは、知覚的空間であることから、どこでも中心(センター)になり得ますし、どんな場所にも接地(グラウンディング)できるということです。 しかし、宇宙において太陽の周りを公転しながら自転している地球上にいるあなたは、自分がじっと座っていると感じています。 あなたが実際にじっとしている瞬間などは本来あり得ません。 この事実を改めて認識することで、あなたは自分がどこにいようとも何をしていようともセンタリング、またはグラウンディングができることがお判り頂けると思います。 サーファーが、波に乗ったサーフボードの上に立ち上がる時、そのサーファーは、動きながらバランスを取りセンタリングをしています。 あなたが、心を落ち着かせた状態で車を運転している時、あなたはバランスが取れていますが、イライラしながら運転している時はアンバランスな状態です。

人間が、感情のバランスを保つことができるのと同様に、あなたの身体は、一定の体温と水分量を保つことで身体的なバランスを保ちます。 このバランスのことを「ホメオスタシス」といいます。 低体温や熱中症のような状態は、身体がホメオスタシスでない場合に起こります。 これが、身体的内部バランスです。 身体的外部バランスとは、二足で倒れずに立っていられるといったことです。 柔道選手が相手選手に投げられるとき、優雅に地面を転がりまた立ち上がる瞬間、その選手はセンタリングをしていて、またバランスが取れています。 センタリングとバランスは定常状態ではなく、動的な状態なのです。

人間もまたエネルギーでできています。 日本では、エネルギーを「気」と呼び、中国では「チー(氣)」といいます。 ちなみに、インドではプラーナといい、ユダヤ教ではマンナ、そしてハワイではマナといいます

おへその下の下腹部に意識を集中することで、自身のエネルギーの中でセンタリングすることができます。 意識を集中させるには、おへそから指2、3本分ほど下の一点、またはおへその下あたりの手のひらサイズほどの部分全体に意識を集中してもよいでしょう。 深く、低く呼吸することを練習し、それを下腹部まで下げていくことで、より簡単にエネルギーをセンタリングさせることを観察できます。

エネルギーのセンタリングは、あなたのエネルギーが周囲のエネルギーに必要以上に影響を受けないように防ぐことであなたを人混みから守ってくれます。

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