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愛の絆

 その女性は長女でした。彼女には妹がいて、弟はいませんでした。彼女は、自分が将来結婚できるかを知りたいと言いました。彼女の両親もまた、彼女が結婚することを願っていました。しかし彼女は、相応しい相手と出会うことが出来ていませんでした。それどころか、彼女は今まで一度も異性と交際したことがありませんでした。彼女に何か問題があったわけではありません。彼女はとても頭が良く、美しく、楽しい性格の持ち主で、良いお母さんになる素質がありました。私は彼女の守護霊に、なぜ彼女が素敵な男性に出会えていないのか尋ねました。  私には、(彼女の)結婚の可能性が視えました。彼女が、結婚相手を見つけることは不可能ではありませんでした。しかし、そこには大きな障害がありました。それは彼女が無意識に、両親の面倒を見なくてはいけないという、本来長男が持つべき責任を感じていていたのです。両親の面倒をみる時間を確保するために、彼女は恋愛に失敗していたのです。  私がそのことを彼女に伝えると、彼女の目に「もがき」が見えました。彼女にとって、この真実は、決して容易な答えではありませんでした。彼女の家族に対する愛が、彼女自身と彼女の家族が、彼女に手に入れてほしいと願っている「愛」を見つけることを妨げていたのです。私は彼女に、選択肢があることを告げました。彼女は、もし彼女の両親の面倒を見なくてはならない状況になった時に、それを理解してくれる男性を見つけることができるということを。  すると、彼女はその可能性に目を輝かせました。彼女はそれが容易なことではないと分かっていましたが、私には彼女にはその強さと決心があることが視えました。彼女には、ビジュアライゼーション(可視化)を行うように伝えるよう指示されました。彼女と同じくらい彼女の家族の面倒をみたいと思ってくれている素敵な男性と、幸せな結婚生活を送っている自分の姿を想像するように伝えました。その男性は、彼女と同じくらい彼女の家族を愛してくれているのです。お互いの家族のことをお互いに大切に献身的に支えあえる関係です。更に私は、彼女に次のようなアファメーション(肯定的な断言)をするように伝えるよう指示を受けました。 「私には、私と私の家族を愛してくれる素敵な男性が存在し、その人のことが見えます。そして、私も彼と彼の家族を愛しています。」 このアファメーションを毎晩寝る前に心の中で繰り返しながら眠るように伝えました。

 その後、彼女が結婚したかどうかは、私には分かりません。多くの日本人のクライアントは、その後連絡をしてきませんので。もちろん、霊能力を使ってクライアントの皆さんがどうしているか、確認することもできます。でも、覗き見をするようなことはしたくありません。私は他人のプライバシーを尊重していますので、ご本人の承諾なしにその人の人生を視ることはしません。その代わり、私は彼女が幸せでいることを祈っています。

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