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ダレル・ハラダ

Untitled (前編)


私は昔から神に話しかけてきました。

声に出すのではなく、心の中だけで。

神は、いつも答えてくれるわけではないようでした。

本当のところは、わかりませんが。

神が答えてくれていたのに、私が気づかなかっただけかもしれません。

神の答えは、明らかでも、わかりやすくもないことが多いのです。

このことに、私は苛立ったものでした。

至高の存在で、宇宙の知性なのだから、もっとわかりやすく教えてくれてもいいのではないかと思いました。

ずいぶん後になって、スピリットのコミュニケーションをもっと実践した時に、2歳児にどんなにわかりやすく伝えようとしても、うまくコミュニケーションが取れないこともあるものだと、ある日、神は言いました。

異なる言語を話す人々が、はっきり意思を疎通させるのに苦労するのと同じように。

夜に見る夢を別にすれば、神とスピリットの世界は、私の考えや感覚や記憶を通して、コミュニケーションを取ろうとします。

手真似やジェスチャーゲームなのです。神は時々、圧倒的な安らぎで答えてくれる時があり、その安らぎに包まれると、疑問が消えて、理解に置き換わるように感じることがあります。

私の疑問に対して知識で答えるのではなく、なにもかもうまくいっていて、これからもうまくいくのだという感覚をくれるのです。究極の安心感という感覚です。 

(つづく)

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